児童相談所の職員と警察官が連携して虐待を受けている子どもを保護する手順を確認する訓練が、津市で行われました。
この訓練は、三重県の児童相談所と警察が、虐待を受けている子どもを安全に保護するために合同で行っています。
9日の訓練は津市の県警察学校にある住宅を再現した建物で行われ、児童相談所の職員の訪問を拒否した家庭に強制的に立ち入ることを想定しました。
参加者は玄関先で「子どもの安全を確認したい」などと渋る両親役に伝えた上で隙を見てドアを開き、一気に中へなだれ込みました。
そして、抵抗する母親役から子どもに見立てた人形を引き離し保護するまでの手順を確認していました。
警察などによりますと、新型コロナウイルスの影響でこの訓練が行われるのは2年ぶりですが、感染予防のために体育館に用意されたモニターで見守る参加者もいました。
三重県の児童相談センターによると、昨年度、県内の児童相談所が児童虐待の疑いがあるとして相談を受けた件数は、統計を取り始めた平成2年度以降で最も多い2315件でした。
三重県警察本部人身安全対策課の山崎正法課長は、「児童虐待は年々増加傾向で、コロナ禍の中での発覚の遅れも懸念される。児童相談所、市や町、警察が情報を共有して、子どもの安全確保を最優先に取り組んでいきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 児童相談所と警察 虐待受けている子ども保護 訓練で手順確認|NHK 三重県のニュース - nhk.or.jp )
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