核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議が続く中、イラン交渉団トップがNHKの取材に応じ、今後の協議でアメリカに対し、核合意から離脱することがないよう拘束力のある保証を求めていく考えを明らかにしました。
核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議は先月29日からオーストリアの首都ウィーンで始まり、アメリカによる制裁の解除やイランによる核開発の制限をどう進めるかについて協議が行われています。
これまでの協議でイランは段階的ではなく、一括で制裁の解除を求めるなどとした草案を提出し、アメリカに対してすべての制裁を速やかに解除するよう求めています。
こうした中、イラン交渉団トップのバゲリ外務次官は3日、NHKの単独インタビューに応じ、今後の協議では、さらにアメリカなどの関係国が合意から離脱することがないよう保証を求めていく考えを明らかにしました。
バゲリ次官は「アメリカ国内、それに国際的な仕組みを踏まえた保証が必要だ」と述べ、アメリカ国内の手続きも含めた拘束力のある保証が必要だとしています。
イランとしては、一方的に核合意から離脱したアメリカのトランプ前政権を踏まえ保証を求めていく構えですが、アメリカとしては将来の政権の判断を縛ることになる手続きを受け入れることは難しいとみられ、交渉は難航が予想されます。
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