イランが核開発を加速させ国際社会が懸念を深める中、核合意の立て直しに向けてアメリカとイランの間接協議が続けられていますが、両国の外相は相次いで厳しい見通しを示し、交渉は難航しているものとみられます。
イラン核合意は、アメリカの前のトランプ政権が一方的に離脱して制裁を再開し、イランが対抗措置として高濃縮ウランの製造など核開発を加速させたことで機能していませんが、ことし1月にバイデン政権が発足したあと、双方は核合意の立て直しを目指しています。
先月29日からは、ことし8月にイランで反米・保守強硬派のライシ政権が発足してから初めてとなる協議がオーストリアの首都ウィーンで始まりました。
両国の代表団は、EU=ヨーロッパ連合などが仲介する間接協議の形で交渉に臨んでいます。
これについて、アメリカのブリンケン国務長官は2日、訪問先のスウェーデンで、記者団に対し「イランが真剣に交渉にあたっているか近く判断することになるが、最近のイラン側の言動からは、楽観はできない」と述べ、厳しい見通しを示しました。
一方、イラン外務省によりますと、アブドラヒアン外相は2日、日本の林外務大臣との電話会談の中で「欧米などは、善意を示さなければならないが、期待はできない」などと述べたということで、交渉は難航しているものとみられます。
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