【パリ=山田真也】フランス国民議会(下院)は16日、新型コロナウイルスのワクチン接種を事実上義務化する法案を、マクロン大統領の与党「共和国前進」などの賛成多数で最終可決した。16歳以上の人が飲食店などを利用する際は、接種を証明する「ワクチンパス」が必要になる。20日にも施行される見通しだ。
この法が施行されれば、16歳以上のワクチン未接種者は飲食店のほか映画館、長距離列車などが利用できなくなる。ワクチン接種か検査の陰性を証明するこれまでの「衛生パス」は「ワクチンパス」に変更となる。
フランスでは、1日当たりの新規感染者が約30万人となる日が続いている。国内では約500万人が未接種とされ、重症患者の多くは未接種者となっている。政権は未接種者の行動を大幅に制限し、接種を促す考えだ。オリビエ・ベラン保健相は16日、ツイッターに「フランスは市民を保護するための新たな方法を手に入れた」と書き込んだ。
法案を巡っては「自由の侵害」との批判が根強い。8日に行われた抗議デモには約10万人が参加した。
からの記事と詳細 ( 仏下院、ワクチン接種を事実上義務化する法案可決…20日にも施行へ - 読売新聞 )
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