イングランド銀行(英中央銀行)は、最近の世界的銀行危機を踏まえ、預金保険制度の刷新を検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が英中銀の計画について説明を受けた関係者を引用して報じた。
検討されている改革には、企業向けの保護上限を現在の8万5000ポンド(約1410万円)から引き上げることや、支払いを迅速化するため銀行による制度への事前の資金提供の厳格化などが含まれると同紙は伝えた。
新しい限度額の詳細は報じていない。英中銀は16日、ブルームバーグ・ニュースの取材に対してコメントを控えた。
英中銀の預金保険制度が最近、精査を受けている背景には、米銀 シリコンバレー銀行(SVB)とその英国法人が破綻したことがある。HSBCホールディングスは最終的にSVBの英国事業を1ポンドで買い取り、影響を抑え、同行の顧客を保護した。
米連邦預金保険公社(FDIC)は25万ドル(約3350万円)までの預金を保護している。
ベイリー英中銀総裁は預金保険制度の拡充の可能性を示唆しており、12日には中小銀行の預金者をどこまで保護するか規制当局がもう一度検討する必要があると述べていた。
原題: BOE Considers Reform of Deposit Guarantee Scheme, FT Says (2)(抜粋)
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