世界の海の6割以上を占める公海に、生物多様性の保護を目的として各国の活動を制限する保護区域を設定できる新たな国際協定が国連で採択されました。今後、60か国以上が批准すれば発効することになります。
どの国にも属さない公海は、世界の海の6割以上を占めていますが、環境汚染や水産資源の乱獲などが深刻な問題となっています。
こうした状況に対処するため、国連での協議でまとめられた新たな国際協定は、生物多様性の保護を目的として公海での各国の活動を制限する保護区域を設定できるとしているほか、開発事業など公海での活動については事前に環境影響評価を行うよう求めることができるなどとしています。
この国際協定は、アメリカ・ニューヨークの国連本部で19日に開かれた会合で、各国の総意による無投票で採択されました。
国際協定は今後、60か国以上が批准すれば発効します。
国連のグテーレス事務総長は「きょうの歴史的な合意は、公海の持続可能性を確保し脅威に対処するために不可欠なものだ」と評価し、各国に対して早期に批准するよう呼びかけました。
からの記事と詳細 ( 公海の生物多様性保護へ 新たな国際協定採択 国連 - nhk.or.jp )
https://ift.tt/YmwaSk7
No comments:
Post a Comment