鹿の“虐待”問題 奈良県の調査結果は１１月６日に公表｜NHK 奈良県 ... - nhk.or.jp

奈良公園の鹿を保護する活動をしている「奈良の鹿愛護会」が、施設内に収容している鹿に十分なエサを与えず虐待していると指摘されている問題で、山下知事は、県が行っている施設の管理体制に関する調査結果を１１月６日に公表することを明らかにしました。

奈良公園の鹿を保護する活動をしている「奈良の鹿愛護会」は、農作物を食い荒らすなどした鹿を施設内にある「特別柵」というエリアで収容していますが、これらの鹿に十分なエサを与えず衰弱させていると愛護会の獣医師から指摘されていて、奈良市が動物愛護法に基づき実態調査を進めています。
県も獣医師からの通報を受けて施設の管理体制について調査を進めていて、山下知事は３１日の定例会見で、１１月６日に臨時の記者会見を開いて、調査結果を公表すると明らかにしました。
そのうえで、山下知事は「特別柵に収容されている鹿が年々増えていて過密状態にある。農作物を荒らした鹿をすべて収容することは限界に来ている」という認識を示しました。
そして、今後の管理のあり方について調査結果をふまえたうえで、県や奈良市などに外部の有識者を加えた話し合いの枠組みを立ち上げて、今後の対策を議論していく考えを示しました。

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