児童虐待の増加に歯止めがかからない中、児童相談所と警察が連携して虐待が疑われる子どもを保護する訓練が大分市で行われました。
大分市の県警察学校で行われた訓練には、県内の児童相談所の職員や警察官、それに自治体の職員などおよそ60人が参加しました。
訓練は虐待が疑われる2歳の男の子がいる家庭に立ち入り調査をするという想定で進められました。
訓練では児童相談所の職員と警察官などが子どもへの面会を求めましたが親が拒否したため、裁判所の許可を得て強制的に立ち入る「臨検・捜索」を実施しました。
そして、激しく抵抗する親をなだめながら、部屋に入ると、浴室に閉じ込められていた男の子を保護しました。
県によりますと、昨年度、虐待の相談を受けて児童相談所が対応した件数は1786件と過去最多を更新し、このうち、1件は「臨検・捜索」を実施したということで、迅速な対応が求められています。
県中央児童相談所の河野洋子所長は「児童虐待は児童相談所だけで解決できるものではなく、警察や民間業者などとの連携が大切になってくる。臨場感のある訓練を行うことでそれぞれの役割を確認できたのでよかったです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 児童虐待を防げ!児相と警察が連携して対応訓練 大分市|NHK 大分 ... - nhk.or.jp )
https://ift.tt/O5hmMTs
No comments:
Post a Comment