ペットとして飼えなくなった犬や猫を保護する施設「あいまるさっぽろ」。今月オープンしたばかりですが、猫の収容数が早くも限界に達し施設は頭を抱えています。
活発に動く黒猫やカメラをじっと見つめる猫。今月13日、札幌市中央区に新たにオープンした「あいまるさっぽろ」。これまで西区と北区の2カ所に分かれていた動物管理センターが、1つに集約された施設です。
井元小雪記者:「猫の鳴き声がしますね」。
札幌市動物愛護管理センター・石橋佑規獣医師:「今ちょうどごはん待ちなのかなと。このようなお部屋が3つ猫のために用意されていて、奥には子猫のためのお部屋もあります」。
猫のための部屋は、すでに満杯。現在、収容可能な88匹を上回る102匹もの猫がこの施設で暮らしています。このため…。
井元記者:「こちらのスペースはすべて犬専用の部屋なんですが、こちらを見てみますと、猫がたくさん収容されています」。
石橋獣医師:「ワンちゃんの部屋が9部屋あるんですけど、(猫が)半分以上ですね」。
猫の部屋だけでは入りきらないため、犬の部屋に逃走を防ぐためのネットを新たに設置して猫を収容しているそうです。
石橋獣医師:「今回新しい施設ができた中で、一般の方に広く知れ渡ったのかなという風に思うんですね。それ自体は悪いことではないんですけど、その中で動物を飼っていて、持て余してしまっている方を掘り起こしてしまったところがあるのかなと」。
この施設では犬や猫の譲渡も行っていて、この日も猫を迎え入れたいという人が見学に訪れていました。
見学者:「猫が好きなので、それだったら1匹でも幸せになるお手伝いができたらいいなと。かわいくておとなしい子(を飼いたい)」。
施設の見学者が増えたため、引き取り手が決まった猫は、オープン前よりも1日当たり1.5倍に増えました。一方で、収容される猫の数も1日当たりおよそ2.5倍に急増。施設では、猫が1匹でも新しい家族の元にいけるようにSNSで「推し猫」の紹介も始めました。
石橋獣医師:「将来のことを考えて、その動物の寿命が尽きるまでしっかり飼ってあげることが一番大事なのかなという風に思います」。
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