飼い主のわからない犬や猫などを保護する県の動物愛護センターが津幡町に開設され、16日からは、能登半島地震の影響で飼えなくなったペットなどの新たな飼い主を探すマッチングが行われます。
この「いしかわ動物愛護センター」は、すでにあった県の施設を集約する形で、津幡町の森林公園に新たに作られ、14日、開所式が行われました。
式辞で馳浩知事が「動物の保護と適切な譲渡を目指しながら、親子向けのイベントを開催するなどして県民の皆さんに広く来館してもらいたい」と述べ、テープカットでオープンを祝いました。
センターでは、最大で約100匹の犬や猫を保護することができ、引き取りを希望する人とのマッチングを行う部屋も設けられ、直接ふれ合って相性などを確かめてもらうことができます。
すでに45匹の犬と猫が保護されていて、このうち33匹は能登半島地震で飼い主とはぐれたり、やむをえず飼うことができなくなったりしたペットだということです。
センターでは、16日からこれらの犬や猫と新しい飼い主とのマッチングを始めるということです。
県薬事衛生課の吉田恭平課長は「県民の皆さんが、犬や猫などの動物たちと信頼関係を築いていけるよう役割を果たしていきたい」と話していました。
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