取り壊される予定の駐在所を住宅に見立てて、中から助けを求めた女性や子どもを警察が保護する訓練が日高の新冠町で行われました。
この訓練は、若手の警察官に実践的な訓練を積んでもらおうと、新冠町で、３日、地元の警察が実施しました。
訓練は、廃止されて近く取り壊される予定の駐在所を親子３人が暮らす住宅に見立てて、中から子どもの泣き声がするとの通報を受けたという想定で始まりました。
参加した警察官が駆けつけると、夫が建物の裏手にあるドアにチェーンロックをかけたまま応対しましたが、内部の状況を確認することを拒み、助けを求める妻の声が聞こえたことから、警察官が実際にチェーンを切断して、中に入りました。
続いて２階にあがると、夫婦と子どもがいて、夫を別の部屋に移動させたあと、双方から事情を聞きました。
その結果、夫が暴力をふるったことが明らかになったことからその場で逮捕し、一連の対応を確認しました。
訓練を行った静内警察署の川中涼介地域課長は、「普通の家屋ではなかなかやりづらいので、駐在所の最後の仕事として、この舞台にした。道民の安心安全を守るためにどんな相手でも積極的に職務にあたってもらいたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 取り壊し予定の駐在所を住宅に見立て 保護の訓練 新冠町｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/CHWcLIo
No comments:
Post a Comment