自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は１日、国会内で会談し、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大しても国会を休会しない方針を確認した。緊急経済対策を踏まえた令和２年度補正予算案の審議を控え、立法府の責務を共有した形だが、審議中の感染を防ぐ環境整備も急務となっている。
「国会はいつでも審議ができる態勢を取っていく。感染症問題に配慮するが休会はしない」
会談終了後に森山氏は記者団にこう強調し、安住氏も「立法府として議員の発言の場を担保した方がいい」と述べた。
ただ、国会議員や省庁の職員らが多く集う本会議や委員会などに関しては、感染を心配する一部野党から休会を求める声も出ており、衆参両院では密閉、密集、密接の「３密」を避ける対策が講じられている。
１日に開かれた参院決算委員会では、普段は１つの机に３つ並ぶ座席を２つに減らすなど間隔を空けた。また、安倍晋三首相と全閣僚はマスクを着用。自民党ベテラン職員は「これまでに見たことがない光景だ」と語った。与野党は参院本会議でも間隔を空けて着席する案について、与野党が協議を続けている。
一方、衆院は１日の衆院議院運営委員会理事会で、感染した議員の氏名を公表することで合意。議員らの本会議や委員会におけるマスク着用なども確認した。感染の状況が悪化すれば、さらなる対策が求められることになりそうだ。
（今仲信博）
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April 01, 2020 at 02:36AM
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国会休会せず 与野党が合意 衆参で急ぐ感染防止対策 - 産経ニュース
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