児童虐待が疑われる家庭への立ち入り調査を想定した研修が、児童相談所の職員や警察官が参加して鳥取市で行われました。
17日に鳥取市の警察学校で行われた研修には、児童相談所の職員や警察官、それに自治体の職員など30人あまりが参加しました。
研修は、小学生が虐待を受けていると疑われる家庭に、児童相談所の職員が、警察官と児童虐待防止法に基づいて家の中に立ち入って、子どもを保護する「臨検・捜索」を実施する想定で行われました。
参加者は6人1組で家庭を訪問し、同居する母親の内縁の夫に裁判所からの許可状を示しました。
これに対して夫が声をあげて暴れたため、警察官が取り押さえました。
このあと児童相談所の職員は、玄関のドア越しに母親に対して、子どもと面会させるよう説得しましたが、応じなかったため、業者を呼び鍵を開けてもらい、家の2階にいた子どもを保護しました。
参加した鳥取警察署生活安全課の奥田恵理係長は「児童相談所の職員にも危害が加わらないように心がけました。実際に対応することがあった場合、児童相談所と連携しながら、子どもの安全を最優先に行動したい」と話していました。
鳥取県中央児童相談所児童相談課の白岩有里課長は「児童相談所だけでは突破できない状況になることもあると思うので、警察官や市町村の職員と一枚岩になって乗り越えたいです」と話していました。
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