岐阜県子ども家庭課は５日、県女性相談センターに２０１９年度に寄せられた配偶者や交際相手らによる暴力（ドメスティックバイオレンス、ＤＶ）の被害相談が過去最高の１６４５件（１８年度比１・１％増）に上ったと発表した。同課の担当者は「ＤＶ防止の啓発活動が理解や相談窓口の周知につながり、相談件数が増えた」と分析している。
１９年度の相談の総件数は４３２３件（同０・２％増）で、うちＤＶの被害相談は全体の３８・１％を占めて１８年度から０・４ポイント上昇した。ＤＶを含む被害から逃れるために緊急に施設で保護する「一時保護」は８８件（３７件増）、うちＤＶが原因の一時保護は６０件（２９件増）。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛に伴うＤＶの増加は、４、５月ともにみられなかったという。担当者は「加害者が在宅していることで、被害者が相談の機会を逸していることを危惧している。深刻化する前に相談してほしい」と呼び掛けている。
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June 05, 2020 at 04:23PM
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ＤＶ被害相談、県内１６４５件最多 一時保護大幅増 - 岐阜新聞
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