ジョンソン英首相は、オーストラリアから潜水艦契約を破棄され怒りをあらわにしているフランスに対して、怒りを忘れて前に進むべきだと語った。オーストラリアは米英と安全保障の枠組みで新たに合意を結んだ。
ジョンソン首相は22日、訪問先のワシントンでテレビ取材に応じた。前夜にはバイデン米大統領と会談しており、会談中にフランスの問題が持ち上がったことは確かだと語った。
首相は「英国の友好国の一部は今回の問題について、自制して落ち着く時だ」と述べた。
ジョンソン首相は、オーストラリアが米英両国と合意したインド太平洋地域における新たな安全保障の枠組みについて、合意は「排他的ではない」として、フランスや他国にも参加余地があるようにも示唆した。「誰かを排除しようとするものではない。例えば中国に対して敵対的な合意ではない」と説明した。
英米首脳会談では、バイデン大統領が英米通商合意が近く成立する見通しがないことを示唆したことから、英国の欧州連合(EU)離脱の成果の一つとして米国との自由貿易協定(FTA)を目指してきたジョンソン首相には痛手となった。
ジョンソン首相は「バイデン政権は現在のところ、世界との自由貿易合意は締結していないが、良好な合意が成立することには絶対の自信がある」と述べた。
原題: Johnson Mocks French Outrage Over Loss of Submarines Deal (1)
(抜粋)
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