秋田銀行と岩手銀行が包括業務提携で合意…システムや拠点の共同利用でコスト削減 - 読売新聞オンライン

　秋田銀行（秋田市）と岩手銀行（盛岡市）は２７日、包括業務提携で合意したと発表した。システムや拠点の共同利用を通じてコスト削減を図るほか、互いの取引先を紹介し合い、地域経済の活性化につなげる。預金や融資業務以外の新たな収益源の開拓にも連携して取り組む。

　両銀行は、秋田、岩手両県のトップ行で、提携は「秋田・岩手アライアンス」とした。ＡＴＭ（現金自動預け払い機）では２０００年から、青森銀行（青森市）を交えた形で、利用手数料の無料化で提携してきた。

　政府は地域経済の基盤を守るため、地方銀行の再編を後押ししている。両銀行は現状で経営統合を検討しておらず、互いに独立性を維持する方針だ。

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