山梨県富士吉田市や市内のミネラルウォーター製造業者らで作る協議会は、市内で採取した「水」の「地理的表示(GI)保護制度」の登録に向け、2022年中に国に申請する方針を決めた。水では過去に例がなく、登録されれば全国初という。
GI制度は、特定の地域で作られた農林水産品や加工食品の名称(ブランド)を、政府などが知的財産として保護する制度。県内では13年にワイン、21年に日本酒(清酒)で取得した。
協議会などによると、市内で採取する富士山の地下水は、採水地の高地でゴルフ場やスキー場、宅地などの開発が行われておらず、汚染度が極めて低いという。富士山だけでなく「富士吉田の水」としてのブランド化を進めることで、競争力を強化する狙いがある。
GI取得には、採水地が市内であることに加え、バナジウムの含有量が1リットルあたり0・04~0・1ミリ・グラム、濁度0・1度未満といった条件を満たす必要がある。
協議会代表で「富士山の銘水」の粟井英朗社長は、「富士吉田の水は地域の宝。GI取得が更なる地域の発展につながると期待している」と話す。
からの記事と詳細 ( 「富士吉田の水」をブランド化、年内にGI申請へ…登録されれば「水」では全国初 - 読売新聞オンライン )
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