アメリカのイエレン財務長官は、銀行の預金を25万ドルを上限に保護する預金保険について、上限の引き上げは検討していないと述べました。
アメリカでは、2つの銀行が相次いで破綻したことを受けて、財務省などが金融システムへの不安を払拭(ふっしょく)するため、2つの銀行の預金を全額保護する異例の措置を講じました。
この措置について、21日、アメリカ銀行協会のイベントで講演したイエレン長官は、預金の流出が起き、破綻が連鎖するおそれがある場合には、小規模な銀行でも全額保護の措置を講じる用意があるという考えを示しました。
一方、イエレン長官は、22日、議会上院の委員会で委員から「全米の銀行で25万ドル以上の預金を保護するためには議会の承認が必要か」と問われたのに対し「上限の引き上げは議論も検討もしていない」と述べ、預金の全額保護は、連鎖破綻や金融危機を引き起こすおそれがある場合に限られる措置だという考えを改めて強調しました。
からの記事と詳細 ( 米財務長官 銀行の預金保護“上限引き上げは検討していない” - nhk.or.jp )
https://ift.tt/81JFBYQ
No comments:
Post a Comment