[アンカラ 22日 ロイター] - トルコ中央銀行は、リラ預金を為替相場下落の影響から保護する制度の解除を巡り、21日に金融機関との会合を開いた。参加者によると、金融機関からは解除に伴う影響への懸念などが表明されたが、中銀は方針転換はしない姿勢という。
KKM制度は急速なリラ安を食い止める策として導入された。リラ安に伴う価値目減りを補填する措置を取り、外貨預金から補填措置付きリラ預金への移行を進めた。
中銀は20日、銀行に課していたKKM口座への移行目標を廃止し、KKM口座を通常のリラ口座に移行させる目標を設定した。
背景には、制度導入後もリラが下げ続け、政府の負担が重くなっていたことがある。
中銀は、エルカン体制となった6月から、金融・経済理論と相いれない政策を転換。KKMの見直しもその一環だ。
会合に参加した銀行関係者によると、銀行側が懸念や見解を表明したのに対し、中銀は批判はあっても実施する意向とみられる。「困難は承知している」とも述べたという。
別の参加者も、中銀は「金融伝達メカニズムが健全に機能するためにもこの正常化措置を実施する必要がある」という姿勢だったと説明した。
からの記事と詳細 ( トルコ中銀、預金保護の撤回堅持 「困難承知」と銀行に - ロイター (Reuters Japan) )
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