アメリカのバイデン大統領は、ガザ地区南部への地上侵攻を進めるイスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、民間人の保護の重要性を改めて訴えました。
バイデン大統領は7日、ネタニヤフ首相との電話会談で、最新のガザ情勢について協議し、イスラム組織ハマスにいまだ拘束されている人質への「深い懸念」を表明しました。そのうえで、残る人質の救出に向けて「あらゆる機会を追求する」ことで合意したということです。
バイデン大統領はまた、ガザ地区南部で攻勢が強まる中でも安全な退避を含めて民間人をハマスと切り離して保護することが「極めて重要だ」と念押ししました。
ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は戦闘の一時停止の再開に向けた協議は続いているとする一方で、「新たな合意には近付いていない」と明らかにしています。
AP通信などが行った最新の世論調査では、バイデン大統領によるガザ情勢への対応について、民主党支持者の59%が支持すると回答し、先月の調査よりも9ポイント上昇しました。
バイデン政権が民間人の保護を繰り返し求めていることや一部の人質が解放されたことが影響しているとみられます。
被害が膨らむガザ地区への同情がアメリカ国内で広がるなか、イスラエル寄りの姿勢を堅持するバイデン政権は支持者離れのリスクと隣り合わせの対応を迫られています。
からの記事と詳細 ( バイデン大統領がイスラエル首相に「民間人の保護の重要性」を改めて訴え[2023/12/08 08:52] - テレビ朝日 )
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