[パリ 4日 ロイター] - フランスのルメ-ル経済・財務相は4日、航空大手エールフランスKLMの財務基盤強化について欧州連合(EU)欧州委員会と大筋合意したと明らかにした。
金額についてはコメントを控えた。エールフランスが5日に取締役会を開き、合意内容を協議して承認する見通しだと述べた。仏テレビLCIに語った。
同社は昨年、新型コロナウイルス流行に対応し、フランスとオランダの両政府から104億ユーロ(122億ドル)の金融支援を受けた。関係筋によると、金融支援による債務負担を軽くするため、多段階の財務強化策を検討してきた。
仏政府による30億ユーロの融資をハイブリッド商品に変換する策が含まれる可能性が高い。
ただ、EUが条件としてエールフランスにパリのオルリ空港の発着枠を手放すよう求めたため、計画が膠着状態に陥っていた。
ルメール氏は、エールフランスは交渉でいくつかの発着枠を手放したが、EU側が当初求めた24枠ではないと説明。長く困難な交渉だったが、欧州委と良い合意がまとめられたと思うと述べた。
フランスとオランダ政府はそれぞれ、エールフランス株の14%近くを保有。オランダ政府は同社への10億ユーロの融資をハイブリッド債に変換し、その見返りに同社がスキポール空港の発着枠を手放す案について、仏政府とは別にEUと交渉を行ってきた。
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