【ベルリン時事】国際原子力機関（IAEA）の年次総会が21日、ウィーンの本部で5日間の日程で開幕した。 焦点のイラン核合意をめぐっては、イランと、同国への制裁復活を主張する米国の双方が互いを激しく非難する声明を発表した。 会議は新型コロナウイルス対策で出席者数が制限され、原則的に各国がビデオ声明を発表する形で進行。米国はブルイエット・エネルギー長官が「イランは世界最大のテロ支援国家」であり、IAEAに最低限の協力しかしていないと主張した。また、トランプ大統領も文書の声明を寄せ、核拡散防止条約（NPT）などでの責務を「イランに順守させる必要がある」と強調した。 一方、イランのサレヒ原子力庁長官は、米国がIAEAなど国際機関に圧力をかけていると批判。核合意をめぐり米国が主張する「スナップバック」と呼ばれる仕組みによる対イラン制裁復活について、国連安保理15カ国中13カ国が反対したことを「脅しに屈しなかった」と評価した。 欧州連合（EU）議長国として参加したドイツは、核合意を離脱した米国と、合意に反しウラン濃縮を続けるイランの双方に自制を求めた。
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September 21, 2020 at 05:05AM
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米イラン、非難の応酬 核合意めぐり IAEA総会（時事通信） - Yahoo!ニュース
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